天使の森の住人

こんにちは、施設管理スタッフの池田です。

エンゼルフォレストの中には自然環境を活かして、湿地に生息する動植物を観察出来る「湿地園」という場所があります。
元々この辺りは湿地帯で、小さな川が流れたり地面から水がしみ出したりしている場所が多かったようです。施設内の別荘地も造成当初は湿地帯のような場所が多かったそうですが、排水路を整備した結果、だんだんと乾燥した土地に変わっていったようです。

そのような訳で施設内にはまだそのような場所が残っており、今日はそこで暮らしている住人達をご紹介いたします。

まずこちらが食虫植物の「モウセンゴケ」です。葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲します。虫がくっつくと粘毛と葉がそれを包むように曲がって消化吸収します。

モウセンゴケが絨毯のように周りに生えている池があり、その中を覗き込むと「アカハライモリ」が気持ち良さそうに泳いでいるのが見えます。

網ですくってみると、藻と一緒に捕獲出来ました。

 

本州、四国、九州などに生息しており、珍しいわけではないですが、都会にお住まいの方はあまり見かけることはないのではないかと思います。

アカハライモリという名の通り、ひっくりかえすとこのように真っ赤なお腹をしています。この模様は地域差や個体差があって、ほとんど真っ黒な個体や背中のほうまで赤い個体もいるようです。そしてこの赤い色はテトロドトキシンという毒(フグの毒と同じ毒です)を持っていることを示す警戒色となっているそうです。「俺(あたし)を食べないほうがいいぞ。毒を持っているからな」というアピールということですね。もっとも毒を持っているとはいっても噛みついて毒を注入したりとか、皮膚から毒が分泌しているとかではない(カリフォルニアイモリというアメリカのイモリは体から分泌するらしいです。USAのイモリはデンジャーですね)ですが、もし触ったら念のため手を洗っておくと良いと思います。

このイモリがいる池の周りには、「ハッチョウトンボ」という日本一小さいトンボもいたのですが、残念ながらここ数年見られなくなってしまいました。環境が微妙に変化してしまって、どこか他のところに行ってしまったのかもしれません。

住人のごく一部をご紹介しましたが、天使の森にはまだまだたくさんの住人が暮らしています。興味のある方はご来場の際に是非探してみて下さい。